【東京都立大学】山登正文准教授らの研究が化学工学会第54回秋季大会プレスリリースにおいて「注目講演」に選定されました!

2023年9月12日

 本機構の採択者でもある山登正文准教授らの研究が、2023年9月11日~13日に開催された化学工学会 第54回秋季大会のプレスリリースにおいて、1050件を超える講演の中から19件のみ選ばれる、注目講演に選定されました!

 

■講演タイトル

「気体分離膜型DACを指向した表面修飾ナノ粒子/PIM-1複合膜の開発」

膜分離法はエネルギー効率に優れた分離回収技術ですが、大気中に存在する0.04%と極めて低濃度なCO2の回収は原理上困難であると考えられていました。本研究では表面修飾ナノ粒子を高濃度で高分子に複合させることで、極めて高い気体透過性を実現させるとともに、複合化に伴い生じる膜の脆化の抑制に初めて成功しました。その結果、薄膜化による気体透過流量の劇的な増加が見込まれ、大気中からのCO2分離・回収が見込めるようになりました。

 

■発表者名

都市環境学部環境応用化学科 山登正文 准教授

都市環境学部環境応用化学科 川上浩良 教授

 

■参考:化学工学会について

化学工学の学術的水準の進展を支え、人材を育成し、それらの成果を社会に有機的に還元するための中心的学会として活動することが、本会の一番重要な務めとなっています。そのため、本会では日頃から産・学・官の垣根を取り払い、お互いに切磋琢磨し協力できるたくさんの場を提供しています。また総合工学として、多くの関連学協会との連携を進めています。このような活動を通じて、化学工学をはじめとする広い範囲の産業分野の研究や技術の開発の推進に積極的に取り組み、環境と調和した高度産業社会の構築のために重要な役割を果たしています。

 

■関連リンク

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公益財団法人化学工学会

 

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